【徹底解説】木製家具に使われている木材と特徴一覧!
木製家具は、その美しさと耐久性から古くから多くの人々に愛され現在も人気のある家具カテゴリーの1つです。人気の木製家具には様々な種類の木材が使用されています。各木材の色や硬さ、木目の違いなど木材の性質を知っておくとことで自分自身に最適な木製家具選びに役立つ事でしょう。本記事では、木製家具に使われている代表的な木材とその特徴について詳しく解説します。
ホワイトオーク(ナラ)
硬く耐久性に優れ、淡褐色から濃い褐色まで幅広い色合いがあります。木目は直線的で、虎斑(とらふ)と呼ばれる模様が特徴。主な生産地は北米、ヨーロッパ。
ウォルナット(クルミ)
硬く、深みのある濃い褐色が特徴。木目は複雑で美しく、高級家具によく使われます。主な生産地は北米。
レッドオーク
オークの一種で、硬く耐久性に優れ、淡い褐色から赤みがかった褐色まで幅広い色合いがあります。木目はオークと同様に直線的で、虎斑が特徴。主な生産地は北米。
アッシュ(トネリコ)
硬く、淡い黄白色から灰褐色まで幅広い色合いがあります。木目は直線的で、オークに似ていますが、より繊細。主な生産地は北米、ヨーロッパ。
ビーチ(ブナ)
硬く、淡い黄白色から淡いピンク色まで幅広い色合いがあります。木目は直線的で、織り目のような模様が特徴。主な生産地はヨーロッパ、北米。
タモ
硬く、淡い黄褐色から濃い褐色まで幅広い色合いがあります。木目は複雑で、縮れ杢や虎斑などの模様が特徴。主な生産地は東南アジア。
メープル(カエデ)
硬く、淡い黄白色から淡い褐色まで幅広い色合いがあります。木目は細かく、縮れ杢(ちじれもく)と呼ばれる模様が特徴。主な生産地は北米、ヨーロッパ。
チェリー(サクラ)
中程度の硬さで、淡いピンク色から深い赤褐色まで経年変化します。木目は細かく美しい。主な生産地は北米。
バーチ(カバ)
硬く、淡い黄白色から淡い褐色まで幅広い色合いがあります。木目は直線的で、ビーチに似ていますが、より不規則。主な生産地は北米、ヨーロッパ。
パイン(マツ)
比較的柔らかく、淡黄色から淡褐色の色合いが特徴です。木目は直線的で、節が多いのが特徴。主な生産地は北米、ヨーロッパ、ロシアなど。
アルダー(ハンノキ)
比較的柔らかく、淡いピンク色から赤褐色まで幅広い色合いがあります。木目は直線的で、チェリーに似ています。主な生産地は北米。
ポプラ(ハコヤナギ)
柔らかく、淡い黄白色から淡い緑がかった色合いが特徴。木目は直線的で、ムラがあります。主な生産地は北米、ヨーロッパ、アジア。
エボニー(コクタン)
非常に硬く、黒色から濃い褐色まで幅広い色合いがあります。木目は細かく、美しい光沢が特徴。主な生産地はアフリカ、アジア。
ゼブラウッド
硬く、淡い黄褐色から濃い褐色まで幅広い色合いがあります。木目は縞模様が特徴で、ゼブラのようなユニークな外観。主な生産地はアフリカ。
チーク
硬く耐久性に優れ、濃い褐色から赤みがかった褐色まで幅広い色合いがあります。木目は直線的で、油分を多く含むため、耐水性が高い。主な生産地は東南アジア。
まとめ:最適な木材を選んで、木製家具ならでは味わいを楽しもう
以上が木製家具によく使用される代表的な木材の特徴について解説です。木材の種類によって、色合い、硬さ、木目の模様など様々な特徴があることがお分かりいただけたかと思います。
木製家具を選ぶ際は、これらの木材の特性を理解した上で、自分の好みや用途に合った木材を選ぶことが大切です。例えば、耐久性や強度を重視するなら、オークやウォルナットなどの硬い木材がおすすめです。一方、柔らかな雰囲気を演出したい場合は、チェリーやアルダーなどの柔らかめの木材を選ぶのがよいでしょう。
また、木材の色合いも重要な選択ポイントの一つです。部屋の雰囲気に合わせて、明るめの色合いの木材を選ぶか、深みのある色合いの木材を選ぶかを検討してみてください。
自分に合った木材を選び、大切に使い続けることで、木製家具ならではの温もりと味わいを存分に楽しんでいただきたいと思います。
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